57歳から人生をやり直せるか考えてみた

本当に「もう遅い」のか

50歳を過ぎたあたりから、考えるようになった気がする。

「このまま人生を終えていいのか」
「本当にやりたかったことは何だったのか」
「今から人生を変えるなんて無理なのか」

物価は上がる。
年金の不安は消えない。
終身雇用は崩れた。
定年後も働く時代になった。

つまり、今の年齢である57歳は「人生の終わりを考える年齢」ではなく、「第二ラウンドをどう生きるかを考える年齢」になった。

実際、同年代に問うと同じように自分の生き方を見直している人がいるのは確か。

では、本当に57歳から人生はやり直せるのか。

結論から言うとー

すべてを思うがままにやり直すことは難しいかもしれないけど、生き方を変えることは十分に可能なんじゃないか。

自分の生き方を見つけて、それを実行に移せた人ほど、後半の人生を穏やかに楽しんで過ごせるのではないか。

57歳にして人生をやり直したいと思う理由

長年働いてきた人ほど、ある時ふと気づくのではないでしょうか。

「自分は会社の肩書きで生きてきただけじゃないか」

部長だった。
管理職だった。
責任ある立場だった。

しかし退職してしまえばその肩書きは消える。
するとどうですか、とたんに人も離れていったりしませんでしたか?
自分自身が空っぽになったような錯覚に陥る人もいるかも。

これは珍しいことではなくて、むしろ真面目に頑張って働いてきた人ほど起こりやすいと思われます。

子育てが終わり、自分の時間が増える

50代後半になると、家庭内での役割も少し変わってきます。

子どもが学業を終えて社会人として本格的に自立を始める。
家のローンが終わる人もいる。
家族との距離感も変化する。

すると突然、「自分の時間」が生まれる。というかポツンとなるが表現としては近いのかも。

でも、せっかくのその時間の使い方が分からない。
ここで初めて、多くの人が考える。

自分は本当は何をしたかったのか

体力の衰えが現実を突きつける

57にもなると若い頃のように体は動かないのです。
もう無理は効かないんですよね。

だからこそ逆に、「残り時間」を意識するようになります。

初めて人生には限りがあること実感する。
その瞬間、本気で「このままでいいのか」と考え始めるんです。
少なくとも私はそうでした。

私の場合、父親が77歳、母親が78歳で他界してるので、
自然とそこが終着点みたいに考えるんですよね。
そうなると、残りの人生は…20年しか残されていないことになります。

周囲は「大丈夫、だいじょうぶ」と言ってくれますが、いつ何が起きてもおかしくない年齢ではあることは間違いない。

57歳から人生をやり直すのは簡単ではない

とは言うものの、実際は57歳から何か新たなことに挑戦するということは、なかなか現実的には厳しいと思うのが自然です。

特に転職市場は厳しい。パートならいざ知らず、57歳の初老(言い過ぎ?)のおじさん雇ってくれるところはあるはずありません。特に未経験分野への転職などありえないでしょう。

雇う側は若さを求めるものですし、体力も柔軟性も評価対象になる。

だから「人生を変える=会社を辞めて新しい仕事に就く」と考えるのは苦しくなります。
ここで無理をすると、逆に人生が壊れる可能性だってあり得ます。

お金の不安だって大きい

お金問題だって50代になると現実問題としてかなり不安材料です。
このままで最後までやり過ごせるのか、はたまた子どもたちに迷惑をかけてしまうんじゃなかろうか、と。

住宅ローン。
親の介護。
自分の健康問題。

若い頃のように「勢いで挑戦」するのは難しい。
だから、57歳の人生のやり直しは、“守りながら変える”という発想が必要になってくるから難しい。

家族との温度差もある

たとえ本人が人生を変えたくても、家族は安定を望むことが多いと思います。
家族に相談してもー

「今さら?」
「退職後は静かにしていてほしい」
「無理しないで」

これは悪意ではなくて、家族も不安なんですよね。
だから50代後半の挑戦は、若い頃より“対話”が重要になる。

人生をやり直せた人の共通点

小さく始めている

いきなり独立したり、移住したり、大きな財産を使ったり、みたいなことはしない。
むしろ、小さく始める。

例えば、

  • webライターの勉強を始める
  • 一人旅に出る
  • ソロキャンプを始める
  • 朝の散歩を習慣にする
  • 趣味のSNSを始める

最初はとにかく小さく。
大きな決断より小さな習慣を身につけて、変化があれば掘り下げていけばいいです。

他人との比較をやめる

50代以降で苦しくなる人は、過去の成功と比較し続ける傾向があるようです。
過去の何とかってーやつですよね。男性の場合まずこの見栄を取っ払うことが先決でしょうか。

「昔は部下がいた」
「年収はもっと高かった」
「若い頃は評価されていた」

しかし後半人生で大切なのは、“世間的成功”より“自分の幸福感”だと思いませんか。

晩酌がうまい。
朝が気持ちいい。
映画をゆっくり観られた。
自然の中で癒される。

こういう時間を大切にできる人になりたいものです。

57歳から人生をやり直すために必要なこと

完璧を目指さない

50代後半は、「勝つ人生」というより「整える人生」の方が大事になってくると考えます。
今日を少し楽しむ、明日を少し楽にする、小さな喜びを増やす、など少しのことを積み重ねていくことで、幸福感が上がる気がします。

健康を最優先にする

これは本当に大切なことで、せっかくあらたに挑戦しようとしても体を壊してしまっては元も子もありません。
今一度日頃の生活習慣を見直してみましょう。

一人の時間を楽しめるようになる

一人時間をしっかりと堪能できる環境を整えましょう。

映画を観たり、本を読んだり、キャンプに行ったり、お酒を嗜んだり、
これからは誰にも遠慮せずに好きなことを堪能しましょう。

まとめ|57歳から人生は「やり直す」というより「取り戻す」

57歳からでも人生は変えられる。

ただし、20代のようにゼロから別人になるわけではない。
本当に起きるのは、「忘れていた自分を取り戻す」感覚に近い。

昔好きだったこと。
本当はやりたかったこと。
静かに憧れていた暮らし。

それを少しずつ取り戻していく。

今の時代、57歳はまだ終わりではない。

働き方も、生き方も、趣味も、人間関係も変えられる。

大事なのは、“もう遅い”と決めつけないことです。

人生を完全にやり直す必要はなくて、これからの時間を自分のために使い始めるだけでも十分意味があるし、変化が生まれると私は期待します。

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hafuru57歳からの自由研究者
57で会社を退職する者として、これからの生き方をいろんな角度から模索して、それを発信していく個人が運営するブログサイトです。